平成29年度 総会・研修会 千葉大会報告

「今こそ私学から発信~教育が未来を拓く~-21世紀(あす)を担う子どもたちのために-」

平成29年度 総会・研修会が開催された。

「今こそ私学から発信~教育が未来を拓く~-21世紀(あす)を担う子どもたちのために-」をテーマとした今年の大会に、全国各地より保護者会代表ら170名が出席、ご来賓として義家弘介文部科学副大臣をはじめ森田健作千葉県知事、衆議院議員井上信治様、多数のご臨席を賜り、ホテルニューオータニ幕張で総会・研修会(千葉大会)が開催されました。

会長挨拶

中村会長
日本私立中学高等学校保護者会連合会
会長 中村 良彦
はじめに日本私立中学高等学校保護者会連合会(以下、「日私学保連」)中村良彦会長より先の九州豪雨で被災された方々へのお見舞いと、47都道府県の全出席者へ私学発展の為の活動に対し感謝が述べられ、私学助成に対する思いを未来へ繋げていくことが大切であり、全国が一丸となり活動を進めていくことが必要。
そのためにも、本日の総会議案に対しての提言・意見と審議への参画要請と我々保護者の「教育費負担軽減」・「公私間格差の是正」「青少年育成事業の推進」等をこれまで以上に積極的に取り組まなければならないと挨拶がありました。

開催地区代表挨拶

小島服会長
日本私立中学高等学校保護者会連合会
副会長 小島 慶明
次に開催地区を代表し小島慶明副会長より、千葉県の素晴らしさを伝えるべく、1年をかけて準備をしてきた千葉大会へ、全国より大勢の方がお越し頂いたことへの歓迎と感謝が述べられ、2日間が実り多い大会になること、また私学の発展に寄与出来ることを祈念したいと挨拶がありました。

来賓祝辞

ご来賓4名の方々よりご挨拶を頂きました。最初に義家文部科学副大臣より、国の取組みとして教育の水準の維持向上を目指す中、教育は「平均的な人間教育から独創的な人間教育」への転換期を迎えています。
私学の建学の精神の教育が、全国の教育全体の牽引力となることを期待します。その為にも子どもの教育環境を保障することが重要であり、日本の私立学校への私学助成の充実に積極的に取り組んで行くとの力強い挨拶がありました。

次に、井上信治衆議院議員より自民党では「国造りは人造り」です。未来を開く子どもたちのためによりよい政策を進めていくことが、我が国を牽引していく大きな力となっていきます。そのためにも私学政策へしっかり取り組んで行きたいとの力強い挨拶がありました。
次に森田健作千葉県知事からは、「ようこそ千葉へ。620万の県民を代表して」と歓迎の挨拶があり、私学はその教育理念のもと、子どもたちは能力を存分に発揮し、地域教育の拠点となっています。私学振興および保護者の負担軽減が重要であり、子どもたちが未来へむけて成長するための環境作りに取り組んでいきますと挨拶がありました。
最後に千葉県議会小高伸太議長から歓迎の挨拶、教育格差や国際化の問題の中、青少年の育成に努めている日私学連保の活動は重要であり、一層のご尽力を賜りたいとの挨拶がありました。
義家文部科学副大臣井上衆議院議員
文部科学副大臣 義家 弘介 様
衆議院議員 井上 信治 様
森田千葉県知事小高千葉県議会議長
千葉県知事 森田 健作 様
千葉県議会議長 小高 伸太 様

来賓挨拶

吉田日本私立中学高等学校連合会会長
日本私立中学高等学校連合会会長
吉田  晋 様
ご来賓を代表し吉田晋中高連会長より、自民党教育再生実行本部長の櫻田義孝氏をはじめ、文科省・自民党・知事・県議会議長が千葉大会に一緒にご出席頂くことは、私学振興の励み・力となりますと感謝の挨拶があり、国の教育再生が叫ばれる中、高大の連携改革無くして21世紀グローバル社会のリーダーを作ることは出来ません。子どもたちは常に上を目指しています。
子どもの立場で考えて頂き「子どもを迷子にしない」教育改革をしていく必要があります。そのためにも保護者会と学校は常に車の両輪として、私学助成・公私間格差の是正を共に取り組んでいかなければならないとの挨拶がありました。

来賓紹介

・文部科学副大臣          義家 弘介 様
・自由民主党団体総局長 衆議院議員  井上 信治 様
・自由民主党千葉県連会長      櫻田 義孝 様
 教育再生実行本部長
・千葉県知事            森田 健作 様
・千葉県議会議長          小高 伸太 様
・日本私立中学高等学校連合会会長  吉田  晋 様
・千葉県私立中学高等学校協会会長  佐久間勝彦 様
・茨城県私学協会会長        鈴木 康之 様
・群馬県私学協会会長        野口 秀樹 様
・千葉県私立中学高等学校協会副会長 西村  清 様 
・千葉県私立中学高等学校協会理事  大羽 克弘 様

功労者表彰

◎功労 27名 
◎特別功労 5名の方々が表彰され、功労者を代表し岩手県の川村圭司様へ中村会長より感謝状と記念品が贈られました。川村様からは、教育費の保護者負担軽減に長年の思いがあること勉強させて頂きました。益々の私学教育の発展と子どもたちの成長を願い、日私学保連の今後の健闘と発展を祈っていますとの謝辞がありました。

平成29年度 総会

総会は、開催地区から小島慶明氏と次期開催地区中国地区鳥取県の山田珠央氏が議長に指名され、以下の議案が審議されました。
はじめに、平成28年度の事業報告同決算報告が承認され、次に平成29年度事業計画・同予算(案)が審議・承認されました。
引き続き、平成29年度役員改選(案)が承認され、最後の議案では、平成30年度総会・研修会を中国地区鳥取県で開催されることが承認されました。
また、3つの専門委員会からの報告があり、最後に日私学保連小林副会長が総会決議を読みあげ、力強い拍手により採択され総会は予定通りの時間をもって無事終了しました。

研修会:報告

福島事務局長
日本私立中学高等学校連合会
事務局長 福島 康志 様
「私学をめぐる中央情勢について」 
日本私立中学高等学校連合会事務局長 福島康志様より、高校生等への修学支援の現状と居住地による支援格差の問題について報告がありました。また私立小中学校等へ通う児童への経済的支援について5年間の実証期間を経て、恒久的な制度への第一歩になったことが紹介されました。私学助成は「よりよい教育」を提供するための助成であり、このための活動を今後も積極的に進めていく必要がありますと述べられました。

生徒発表

千葉経済大学付属高等学校ストリートダンス部「DM」の生徒たちによる発表。
若さ溢れるパフォーマンスと圧倒されるような表現力に、会場からは割れんばかりの拍手が送られました。また、顧問から「ダンスは楽しい部分が共有できるスポーツだと思っています。このような機会を与えて頂き感謝しています」と挨拶がありました。これからも同校の活躍を期待しています。ありがとうございました。

千葉経済大学付属高等学校ストリートダンス部「DM」

同部は90名の部員が在籍。校内発表会をはじめ、地域のお祭やコンテストに参加。昨年は 千葉県キッズダンスインスタラクター連盟主催「FUNKY FRESH FACTORY」(ストリートダンスコンテスト)にて優勝。
プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の試合にゲスト出演するなど幅広く活動。
多くの人にストリートダンスの楽しさを伝えるため、日々練習に励んでいます。

千葉大会交流会

西村副会長
千葉県私立中学高等学校協会
副会長 西村 清様
はじめに千葉県私立小・中・高等学校保護者会連合会水澤健之副会長の「千葉の最高のおもてなしを用意しました。千葉を堪能して下さい。」との挨拶があり、千葉県私立中学高等学校協会西村清副会長の乾杯のご発生で交流会がスタートしました。ブロック毎の紹介が行われ、和やかな雰囲気の中終了しました。

研修会

(株)オリエンタルランド 徳田 祐一郎様
(株)オリエンタルランド 徳田 祐一郎様
演題:「東京ディズニーリゾートのホスピタリティ」 
講師:株式会社オリエンタルランド 
マーケティング部教育体験推進担当
           徳田 祐一郎 様      
二日目の研修は、㈱オリエンタルランド の徳田様から、東京ディズニーリゾートのホスピタリティ について
① 基本理念
② 働くための行動基準
③ 研修制度の紹介
④ 郊外学習制度の紹介
⑤ ホスピタリティとは
と5つのテーマに沿ってテーマパークの概念・ディズニーと教育・学ぶことの意義等について講演を頂きました。

閉会行事

日私学保連 小林副会長より、「大会スローガンは完成しないテーマです。今後もさらなる私学発展のために活動を続けていかなければなりません。またオール千葉のおもてなしに一団となることが出来ました」と謝意が述べられ、今年度『総会・研修会』は大盛会の中終了した事が報告されました。
最後に日私学保連旗の引き継ぎ式にて、千葉県の小島前会長より鳥取県の山田会長に引き継がれ、山田会長より「皆様のお越しをお待ちしております」と挨拶がありました。
旗引継 関東⇒中国へ
旗引継 関東⇒中国へ

平成29年度 研修会≪臨地研修≫

今年度の臨地研修は、午前の研修「東京ディズニーリゾートのホスピタリティ」を現地で体験するため、バス2台に分乗し約70名で臨地研修に臨みました。
昼食後、東京ディズニーシーにて行なわれた研修は、午前の講演を基にとても興味深い体験研修となりました。

以上


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