日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会（日私学保連）は平成２５年１２月３日（火）東京日比谷公会堂において「私学振興全国大会」を日本私立小学校連合会・日本私立中学高等学校連合会と共に、私学の保護者や校長ら2000人を集め私学振興全国大会を開催した。
　

「今年はすでに高校無償化見直し法案が成立した。同じ４千億円を使うのなら公私間格差是正のための改善、低所得者への更なる厚い手立てをすべきであると考えていた。来年４月の新高校一年生から該当させる。給付型の奨学金も創設する。また私学助成の充実などでバックアップすることによって安心して子供たちが希望する私立学校に通わせる事が出来るような環境作りが大切」と語った。

政府の教育再生実行会議での改革論議に触れ
「教育改革は、子供たちを中心に考え、あまり性急にならず、子供たちの為に何が良いか検討してほしい。私立学校がグローバル化教育推進のように新しい教育に対応して教育の質を高め、また施設の耐震化、教育のＩＣＴ化等施設・設備の充実を図るについては、保護者負担を少しでも抑えられるよう私学助成の更なる充実をお願いするほかない」と要請した。

保護者の負担する教育費の公私間格差の更なる是正、新しい教育への対応を含め教育の更なる充実が図られるよう公的支援の拡充強化の実現と並び、子供たちの安心・安全を確保するため私立学校施設の耐震化については、国公立と同様に国の全面的支援の充実を要請した。

• 私立高等学校の経常費助成費等に対する補助の拡充強化
• 私立高等学校等施設の耐震化支援等の拡充強化
• 「高等学校等就学支援金」制度の見直し
• 私立高等学校等設備及び情報通信技術（ＩＣＴ）環境の整備の充実
• 私立学校教員の資質能力向上のための補助金の拡充強化
• 被災私立学校・生徒等への支援の拡充

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